表具について|表装の考え方と判断軸

表具師の仕事は、素材を選び、先を読むこと

表具の仕事は、単に作品を仕立てることではありません。

制作年代や作品の性質、飾られる環境や用途を踏まえ、どの素材を選ぶかを判断することが本質です。

今の見た目だけでなく、数十年先の在り方を想像しながら、一つひとつの選択を重ねていきます。

表装に使われる裂地の種類と特徴

表装における和紙の役割

用途や場に応じて選ばれる表装の形式とは

表装の形式は、決められた型を当てはめるものではありません。

作品をどのような場で、どのような目的で掛けるのかによって、ふさわしい形式は変わります。

形式とは、素材や技法の選択を含めた表具の判断が、最終的に目に見える形として現れた結果です。

掛け軸の形式と用途の違いについて

表具とは書画を未来へ伝えるための仕事

表具とは、作品を美しく見せるためだけの技術ではありません。

素材の選択や形式の判断、技法の積み重ねによって、書画を次の時代へと受け渡すための仕事です。

目に見えない部分にこそ手を入れ、将来の修復や扱いやすさまで考えた仕立てが求められます。

表具における伝統技法と修復の考え