金砂子細工を実施

今回、金箔をパラパラと散らした装飾「金砂子細工」を行う機会がありました。普段の修復では金砂子が活躍することはほぼありませんので、久しぶりに行いました。

画像で見えている竹筒に金箔を入れてパラパラと箔を散らしていきます。網目によって散らす箔の大きさが変わります。上部の竹製のピンセットは金箔を扱うときに使います。

金砂子細工では、まず膠を細工する場所に塗ります。

十分に塗った後、金箔を入れた竹筒を振り、箔を散らします。どの程度箔を散らすのか、よく見ながら振ります。その後、薄い和紙などを上に静かに敷き、抑えます。

一回目は、このくらいになりました。乾燥後、更に足す場合は同じ工程を行います。

二回目に箔色を少し変えて振りました。今回は、この程度で終わりました。

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